のかぜ通信

公園の彩り
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秋の公園(後半)


十一月半ば、池の東の秋楡(あきにれ)3株も、各々の色に染まっています。9月に開花してできた実が枝にびっしりついています。
 
中央の木の下から池を眺めました。葉ごとに色の染まり具合が異なり、午後の陽に透かし見た枝葉は万華鏡がつくる模様のようです。
 

池の端で真弓(まゆみ)の幼木が育っています。葉の虫食いが目立ちますが、初夏にできた実も色づき、この一年を乗り切りました。
 
紅く染まった実のいくつかは割れて、下から朱色の種子がのぞいています。種子が地面に落ちた後、実の殻は落葉後も枝に残ります。
 

十一月半ば、池にかかる木橋のたもとに並ぶ落羽松(らくうしょう)と銀杏(いちょう)です。落羽松はもう落葉が始まっています。
 
この落羽松は、園内に高くそびえる他の同種とは異なり小ぢんまりしています。十一月初め、羽毛のような葉が西日に輝いています。
 

この大きな銀杏は、十一月半ばに黄葉のピークを迎えます。下旬には辺り一面が落ち葉で敷き詰められ、気をつけないと滑ります。
 
池の西側から対岸を眺めました。木橋の先に落羽松と銀杏、その奥に秋楡の木立が見えます。手前には小さく真弓の幼木も見えます。
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