のかぜ通信

公園の彩り
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  初夏の公園 秋の公園(前半) 春の公園  


十月になり、花水木(はなみずき)の実が紅く色づきました。葉にも紅い色が混じり始めています。野球場の南にある丘の小径で、春
 
にピンクの花をたくさんつけた木です。花が多いと、実も多くつきます。葉の色は他の落葉樹より早く、9月下旬に変わり始めます。
 

十月下旬、花水木の葉がすっかり色づき、西日を照り返しています。この木は体育館の北側にあり、朝と夕方しか陽が当たりません。
 
春に白い花をつけます。花が少ないので実も少ないですが、紅葉は見事です。葉はやがて渋い赤に変わり、十一月半ばに落葉します。
 

十一月中旬、花の木(はなのき)がそれぞれに色づきました。葉の色はさらに深まりますが、頂部の方から落葉も始まるので、この頃
 
の姿が一番美しいと思います。この丘では、一番西に位置するこの木が最も鮮やかに紅葉します。葉はごく浅く3裂した卵形です。
 

園路を外れ、雑木の間を歩きました。こんもり黄葉した榎(えのき)と、茶色い枝葉を斜めに突き上げる欅(けやき)が好対照です。
 
両種は春の芽吹きも秋の色づきもほぼ同時ですが、榎に比べて葉の薄い欅は暑熱と乾燥に弱く、早々に落葉してしまう年もあります。
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