のかぜ通信

公園の彩り
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春の公園(後半)


芝生広場を包み込むように、まわりの園路を染井吉野の花が淡いピンクに染め上げます。新葉が展開する前に花ばかり咲き誇ります。
 
公園の池の護岸を枝垂桜(しだれざくら)と連翹(れんぎょう)が彩ります。西に傾いた陽に、各々のピンクと黄色が一層映えます。
 

4月上旬、桂(かつら)が新緑をまといました。まわりの桜の花との対比がきれいです。早咲きの躑躅(つつじ)も開花しました。
 
野球場の南にある丘では、丈高い花の木(はなのき)と、それに寄り添うように小径沿いに花水木(はなみずき)が並んでいます。
 

花水木は4月下旬、細い枝の先で持ち上げるようにして白やピンクの「花」をつけます。
 
4枚の花弁に見える部位は総苞(そうほう)といい、真ん中に黄緑色の花が密生します。
 

花の木という名は濃紅色の小さな花を枝先にまとった3月下旬の姿にちなみますが、茶色い新葉を開く4月下旬の姿も印象的です。
 
同じ頃、秋楡(あきにれ)も芽吹きを迎えます。欅(けやき)や榎(えのき)など、他のニレ科の樹木よりもひと月遅い芽吹きです。
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